失敗しないFX処世術
FXで失敗・大損をせずに手堅く収益をあげるコツを業界の動向も交えて詳しく解説しています。
私はFXを始めるにあたって、人生でこんなに勉強したことはないっていうくらい、勉強したと思います。学生時代の勉強と違って「自分のお金を有効に使う」ための勉強ですから、とっても楽しかったんですよ。そして今、改めて思うことは「どんなに勉強しても『し過ぎる』ことはない」っていうことです。
たとえば、相場の値動きが一目でわかるように「チャート」という道具が使われます。「ローソク足」「移動平均線」が投資家に重宝がられています。この2つ、私は学生時代にはまったく見たこともありませんでした。でも「これと同じチャートを、日本中、いや世界中で見ている人がいる」ということは、なんだか嬉しかったものです。
さて、チャートには「相場のトレンド」というものが現れます。トレンドには「上昇、下降、横ばい」の3つがあり、チャートがどのトレンドを示しているかで、私たちの投資判断も変わってきます。
「上昇トレンドにあるときに、さらなる相場の上昇を見越してポジションを保有する」のが順張り、「トレンドとは逆に相場が動くと予想をしてポジションを建てる」のが逆張りといいます。初心者の間は、順張りの手法を選ぶほうが安心ですが、逆張りが成功すれば、一気に大きな利益を上げることもできます。
相場の面白いところというのは「上昇しすぎたときには下落する」「下がりすぎたときには、上昇に転ずる」という動きが起こることです。これらの起こる価格やタイミングを予想するために、投資家たちは様々な手法を考案してきました。どの方法にも一長一短があります。
私たちにできることは「できるだけたくさんの手法やチャートを勉強する」「時と場合に応じて、それらの手法を使い分ける」ということじゃないでしょうか。私は、たくさんの本を読んだり、投資家のセミナーを受けたりすることで、勉強してきました。でも、本業が忙しい方や、主夫の方で家を空けられないという方もいるでしょうから、もっと効率よくできる場があればいいですよね。
FXに限ったことではないのですが「投資をするお金は、失っても生活に困らないお金(余剰資金)を使いなさい」と言われます。1つの理由は「今日、明日に必要な生活資金を、投資で失ったら困るから」ということです。サラリーマンやOLの方なら「たった今、財布が空っぽになった」というシーンを想像しただけで、真っ青になりませんか?
もう1つの重大な理由があり、それが先述の理由と関係があるのです。「失ったら生活に困るお金」を投資してしまうと、「なんとしでも、回収しなければ」という思いで、冷静な判断ができなくなる、ということです。
FXで勝つことができる人は「損切り」を徹底しています。1度の取引で出す損失は「投資資金の10分の1までに抑える」ということが、成功のコツです。たとえば100万円の投資資金があるなら、1度の取引では10万円の損失までに抑えるということ。FXで成功している人たちは、ポジションを買うとほぼ同時に、損失をこの範囲に抑えられるよう、ストップロスの設定を行っているのです。
このとき「10万円を損しても、仕方ない」と思えるのは、生活費を別に確保しているからなのです。たとえば明日のご飯を買うお金や、家賃、駐車場代などにあてるべき10万円を、FXで失ってしまったら? さすがに冷静ではいられないでしょう。一刻も早く取り戻そうと、焦って投資をしてしまうかもしれません。
また、FXの経験が浅い人ほど、資金力が少ないものです。一度、投資資金を失ってしまうと「残しておいたお金を使って、FXでリベンジする」という機会も奪われてしまいます。
私としては、FXを始める前に「ご自身が使えるお金のなかで、使い道が決まっているお金は?」「なくても困らないお金は?」ということを、紙に書き出してみて、金額をはっきりさせるのが良いと思います。使えるお金が決まったら、投資にあてられるお金も自動的に決まりますよね。その範囲内で、利益を上げていく方法を考えられればいいですね。